論文が完成まじかとなったら

第3著者以降に論文を見てもらう

完成まじかの論文は、勿論筆頭と第2著者(=指導者)で何度もチェックします。それが終わったら、第3著者以降にメールで送り、チェックしてもらいます。いろんなパターンがありますが、筆頭が若手なら、以下のやり方は参考になると思います。

 

・第3著者:引用文献のチェック

・第4著者:カバーレター、Figures & Tablesのチェック

・全著者:論文の内容とテキスト

  これについて付記しておきます。全著者に、論文は通読してミスを見つけてもらいましょう。筆頭や指導する第2著者などは、いつも論文に接しているがゆえに、能に回路ができていて、通り過ぎていく面があります。実際に論文を作成した人と比べて、他の著者の負担はずっと軽いのですから投稿前にしっかり見てもらうのは当然です。

「**先生、この度やっと論文が完成まじかになりました。つきましてはメールで添付しますので、論文のチェックをお願いします」

きちんとチェックしてくれない場合は、次から著者に入れないようにしましょう。相手が「きょうじゅ」でも同じです。

上記に関連して:EditorおよびReviewerとして

IM Mentor筆頭論文の、平均著者数は5名を切っていますが、一般的にはそれ以上の著者数でしょう。10人以上のこともありますね。そういうときで、かつ、論文は当該の医学雑誌にフォーマットが合ってない、タイプや表記ミスだらけのことがあると、EditorないしはReviewerとして以下のように思います。

 

・門前払いする

 

大体、その数多くの著者がちゃんと見ていたら、そんなにミスなどあるはずがないです。こういう場合、最終著者(教授など)はほとんど見ていない、典型的な「なんちゃって著者(もしくはGift Authorship)」なのでしょう。

 

若手研究者2-3名が著者で努力しているなら、教育的査読の余地もある。しかし教授まで入った大勢の著者でイージーミスがあると、一発で落としたくなる!