投稿と査読
各回の投稿前には、原則として著者に原稿を回覧してチェックと承認をもらいます。
・校正が少ない場合は、その点を明示して(アンダーラインなどで)そこだけ読んでもらうようにする。共著者も助かります。
・受理直前で校正が些少の場合は、メールに明記してその点だけ(論文を読まずに)承認してもらってもいいでしょう。その場合も校正した論文は送っておきます。
研究指導者は責務として、この仕事を優先して行うべきです。なにせ普段から、「研究せい、論文書けい!」と言っているのですから(あちゃ、書いちゃった、かすかに自分の耳が痛い...)
関連項目→論文の査読
筆頭著者防備録@投稿
1.投稿前に論文全体を通して、フォーマットが投稿雑誌に合っているか確認
一番簡単な方法は、投稿雑誌の最近の同じカテゴリー(OriginalならOriginal、Short reportならShort report)の論文のプリントアウト版を印刷することです。迷ったらそれに合わしましょう。
*「投稿雑誌はオンラインで全文PDFが無料公開になってない」そういう場合はどうするか。たいていの雑誌は宣伝のためにOnline sample issue(号)やarticle(論文などの記事)を掲載しています。こんなふうに(PDF)。
2.チェックがおろそかになりやすいのは、引用文献、図表、キーワードなど(後述)
上記のフォーマットとも共通しますが、投稿規程のチェックと合わせて、投稿雑誌の論文を見本にするのが一番効果的です。
3.論文の内容のコアと細部をチェックできるのは、実は少ない
筆頭著者であるあなた自身と、(お飾りやGift authorshipでなく)本当の意味での研究指導者くらいです。後の著者1-2名には、投稿雑誌に合っているかフォーマットのチェック、上記2のチェックをしてもらいましょう。
・なに、あなたが下っ端過ぎて頼めない? 忙しいと言って、上司(助教・講師・准教授・教授)に怒られる?(→その人たち、著者の資格なし、さっさと著者から外しましょう)
・見せたら論文が変になるから見せたくない?(→物言えば唇寒し....)そうもいかなければ、同僚に頼むのも手、お互い様です。
*ここに書いたのは実例です。勿論このサイトをご覧の方にはいないかと思いますが、Webは情報発信の場でもありますので記載しました。