研究も臨床も、楽しくやろう!!
ここでは、日々の仕事から教育や研究につながる実践的考え方を掲載します。なお、直接的なこと、例えば研究遂行や論文投稿などはInoue Methodsにありますのでそちらを参照ください。
理論と同時に、実践も大事です。スピードアップと効率、1日は24時間しかありませんから。
やる気と十分な準備があれば、「日々の仕事をしながら」研究ができてしまう。
1日は24時間しかない、人の死亡率は100%、ならば、、、
「仕事もプライベートも楽しみつつ」Endに向かおうじゃないか!
人間五十年、化天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり(敦盛)
「過去」を味方につける
これまでの医療記録(カルテなど)や健診記録を見直してみよう。
それらは「既になされたこと」である。
既になされたことと、現在を結びつける。
既になされたことのみなら、「横断的分析」
既になされたことが時系列なら、「縦断的分析」
既になされたことと現在が結びつくなら、「ケースコントロール」や「後ろ向きコホート」
に、なるかもしれない。
研究場所は3つある
・診療所や病院の自分の机
・自宅の机やテーブル
・移動中(モバイル)
1. 仕事場か自宅のどちらかは、ノートPCでもいいですが据え置きにする。モニタやドキュメントスキャナ、を接続しておく。インターネット接続必須。
2. それ以外に、モバイル用のノートをいつも携帯する。据え置き用は、分析などに使うので高速PCがいいですが、モバイル用はそれほど高速でなくてOK(ただしNetbookは×)。それよりバッテリの持ち時間が重要です。
2台PCを持つ理由
1. 勿論どちらかが不都合になった時の緊急用
2. Dropbox(あるいはSugarSync)でデータを同期させる→ファイルのバックアップ(関連リンク)
Inoue Methodsでは、いちいちファイルのバックアップはしません。2台以上のPCでデータ同期サービスを使って、常に作成したファイルを最新版で同期します。それがバックアップとなります。
Inoue Methods:「できるだけ面倒くさいことはしない!」
時間の作り方
週1日はまとまった時間を作る
研究、特に論文作成にはまとまった時間が必要です。
自宅でも、仕事場でもいいですができれば後者がいいでしょう。
研究のコア(デザインを考える、データを分析する、論文を書く)のための時間となる。
1日が無理なら半日でもいいです。その場合は脳活動が活発な午前中にしましょう。でなければ午後の遅い時間から夕方にかけて。
集中と弛緩
Inoue Methods作成者は、本当に集中できる時間は30分です。それを含めてまあまあ集中できると言える時間は1時間が限界です。その時間は、研究のコアに使います。
・デザイン
・分析
・論文作成、など
「おいおい、アイデアは?」という声があるでしょう。実は、研究時間にそれはしません(笑)Inoue Methodsでは、アイデアは日々の臨床でとうに生まれているのです。臨床をしながら、そのアイデアを1文にして(=論文タイトルの卵)いきます。その1文が決まったところで、Research preparation wheelに乗せていきます。
Practice based researchではアイデアは既に頭の中にある
そして30分ー1時間は、無論関連はしているけど、もう少しリラックスできることに使います。
・文献検索、データベースの構築
・Tables and figuresの清書
・投稿雑誌を考える
それから必ず椅子を離れて、少しでも手足を動かします。
*Paper writing wheelは無論あるのですが、行きつ戻りつしても構いません。脳味噌が働いてくれない時に無理して仕事してもいい結果は出ません。